よくあるお悩みQ&A

2021.08.17更新

休暇中で雨が降り続けて暇なので新型コロナ関連の論文を色々読んでいましたら、気になる論文を見つけました!

(Mechanism&Vaccine)
1.28名の新生児(17名の正期産と11名の早産)と10名の成人におけるACE2、膜貫通セリンプロテアーゼ2、ニューロピリン1、ニューロピリン2、インスリン様成長因子1受容体について、定量的RT-PCRを使用して鼻上皮におけるmRNA発現を測定しました。成人と比較してACE2、膜貫通セリンプロテアーゼ2、ニューロピリン1、ニューロピリン2の発現レベルは、正期産および早産の新生児で有意に低く、インスリン様成長因子1受容体は正期産の新生児で有意に低値でした。新生児におけるSARS-CoV-2侵入受容体の鼻上皮での低い発現は、新生児の低い感染率と重症化の阻止に寄与している可能性があります。
著者名:Heinonen S,Helve O, Andersson S,et al.
論文名:Nasal expression of SARS-CoV-2 entry receptors in newborns.
雑誌名:Arch Dis Child Fetal Neonatal Ed.2021.DOI:10.1136/archdischild-2020-321334.*日本小児科学会ホームページより

以上の論文を踏まえて考えられることは(僕の個人的な推測ですが)、元来、アンジオテンシン変換酵素II(ACE2)受容体は、鼻内部の支持細胞においておおくあり。これらの細胞は、嗅覚ニューロンと呼ばれる嗅神経上皮と呼ばれる領域に存在します(この領域のACE2受容体の数は鼻の他の領域や気管に比べて200-700倍)。このことから、新型コロナウイルスはこのACE2受容体に親和性があり感染後、嗅覚障害になりやすい原因と考えれてております。小児、新生児は上記の論文の理論ですと嗅覚障害しなりにくい、感染しにくい(成人と比べて)ことが示唆されます。

 

〒171-0031東京都豊島区目白3-14-21 大野ビル2F もちづき耳鼻咽喉科

院長 医学博士 望月優一郎

 

投稿者: もちづき耳鼻咽喉科

2021.08.12更新

ニキビでお悩みの方が、開業当時から多く訪れております。

耳鼻科のDrなのに⁉、皆さん口コミで院長ニキビ診療に多数来院しております。(最近ではニキビスキンケアが得意な形成外科医の本田先生と協力して行っております)

ニキビ治療は、①出来てしまったニキビ(炎症期前期、後期)、②ニキビ跡(瘢痕)、③ニキビ予防、の大きく分けて3つステージで治療が異なると考えられます。

ニキビはアクネ菌が皮膚(毛穴など)で繁殖し感染を起こし出来てしまいます。アクネ菌のエサとなるものが余分な皮脂です、皮脂は生きている限りりで続けますので洗顔(重要ですが)だけでは皮脂コントロールが厳しい方もおります。皮脂は体のホルモンバランス、自律神経、などで影響されますので個人差があります、それにお肌の個人差もあり、これにより、全くニキビができないタイプ、洗顔ケアしっかりしていてもニキビがすぐ出来てしまうタイプに分かれてしまいます。このことを踏まえて患者さんに合わせた皮脂(アクネ菌のエサ)のコントロール治療を当院で行っております。

ニキビ跡(瘢痕)になってしまうと、ケミカルピーリング(当院では行っておrませんが)など時間とお金がかかってしまいますので、このステージ(瘢痕)にならないニキビ治療を当クリニックで提供しております。(高額な石鹸、美容液などの販売はしてませんのでご安心を)

投稿者: もちづき耳鼻咽喉科

2021.08.11更新

Q)新型コロナワクチン接種後の運動についての注意点は?

A)最新の情報では、ワクチン接種後の運動で心肺停止などの事例も報告されており、現時点では、接種後1週間は無酸素運動、筋肉トレーニングは控えた方がよろしいかと考えられます。

まれに、ワクチン接種後に血管炎、心筋炎が起こる事例が報告されております。接種後運動により心肺停止などの事例あり、男性に多い傾向にあります。ワクチン接種は新型コロナ重症化、死亡のリスクを軽減する科学的根拠がありますので恐れずに接種していただいていいのですが、ワクチン接種後は十分な水分補給安静を心掛け、いつもと変わった体調の変化がありましたら接種した医療機関を受診を推奨します。意識消失などは開業医では対応できませんので躊躇せず救急要請を。

投稿者: もちづき耳鼻咽喉科

2021.08.10更新

Q)新型コロナウイルスワクチンの予約がどこの医療機関でも取れないのですが

 

A)端的にいうと、そもそも接種できるワクチンがないことが現状です。

2021年7月後半より国から各自治体へのワクチン供給量が低下し、当院管轄の豊島区でもワクチンの医療機関への供給が激減しております。

豊島区の方針が、「今後はクリニックでの個別接種から大規模センターでの集団接種に移行へ」の方針が打ち出されました。

それのよりワクチンの安定供給が見込まれないため、1回目の接種はできたが2回目の確保ができない事例、2週間先に予約いただいたのにワクチンが当日確保できないなど、医療現場の負担増や患者さんに迷惑をかけたくないなどの考えから、個別接種を積極的におこなう医療機関が減ってしまっている印象です。

今後は9月から国が大幅に更なるワクチンを確保できる見込みですので、9月からはワクチンの予約はしやすくなりそうですが、各自治体は集団接種への移行方針ですので、そちらで予約接種が一番予約が取れるのでは⁈

 

当院では2021年8月分のワクチン予約は終了しましたのでお電話でのお問い合わせは(時間と労力の無駄になりますので)ご遠慮下さい。(9月以降も今のところ予約受付しておりません)

 

投稿者: もちづき耳鼻咽喉科

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