重症花粉症の患者さんが増加傾向にあります。
花粉症の治療は内服、外用薬(点鼻、点眼薬など)があります。
注射の治療で治したい方の問い合わせが多くございますので説明します。
耳鼻咽喉科専門医(もちづき耳鼻咽喉科目白院)が行っている重症花粉症治療の注射はゾレア®(一般名:オマリズマブ)です
ゾレア®(一般名:オマリズマブ)はスギ花粉に対するIgE抗体と結合し、アレルギー反応を引き起こすヒスタミン、ロイコトリエン、サイトカインなどの産生・放出を抑えることで花粉症を改善させる新しい治療法で、非常に重いスギ花粉症の方が適応となります。という世界初の保険適応(花粉症)のお薬です。
この注射はもちづき耳鼻咽喉科でおこなっております。
問題なのは、耳鼻咽喉科医師以外で花粉症に効果があるといって、ステロイド(ホルモン剤)の筋肉および皮下注射を行っている医療機関があります、これは花粉症のガイドラインにも掲載されていない治療法であり、副作用として、副腎不全(ステロイドホルモンが3か月ほど抑制)、注射部位の陥没、食欲UP、不眠などです。このステロイド注射による治療は、もちづき耳鼻咽喉科において行っておりませんのでご注意ください。(ゾレア注射とステロイド注射を混同している方がおりますのでご注意を)
注1;ゾレア注射は診察、採血などの検査が必要ですので、初診時に行うことは保険診療上できませんのでご了承ください。
注2:ゾレア注射はアレルギーの程度と体重で注射の本数が決定しますので自己負担額は約¥10000から¥40000前後と開きがあります(診察料、検査料は別)
注3;12歳以上がゾレア注射の保険適応です
注4;花粉症治療で。ヒスタグロブリン注射は当院では行っておりません。