院長ブログ

2023.06.29更新

新型コロナウイルス後遺症の患者をみていると、ワクチン未接種、初期治療が不完全(カロナールのみ)の患者さんが大多数です。

新型コロナウイルスの後遺症は難治性で苦しんでいる患者さんが多く、今後、そのような後遺症の患者さんを増やさないために、当院では、初期治療を重点に行う方針で診断、治療に当たります。

塩野義製薬が開発したCOVID19治療薬であるゾコーバは初期治療に効果あり、さらに、感染後の初期投与で後遺症の抑制ににも効果があると考えられます(後遺症の治療ではなく、後遺症を防ぐ)。

これに、患者さんの状況に応じてほかの薬を組み合わせることで、症状の早期改善、後遺症の抑制に効果があると考えられます。

 

もちづき耳鼻咽喉科目白院では新型コロナウイルスの診断、治療、ゾコーバの処方もできる保険医療機関です

 

*ゾコーバは12歳から70歳未満まで適応

*ゾコーバはCOVID19の初期治療薬であり、後遺症の治療薬ではありません(混同しないでください)

*ゾコーバは催奇性のあるお薬なので、妊娠の可能性のある女性には使用できません

 

 

投稿者: もちづき耳鼻咽喉科

2023.06.14更新

最近、診察をしていると、3年間の新型コロナでの自宅待機、行動制限により、感染症の重症化、長期化(扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎が治りにくい、咳が長引く、はしかの流行など)する患者さんが、小児から成人まで増えている印象です。

新型コロナ渦の経験でで、発熱に対して敏感になっており、発熱したら休む(出勤しない、学校を休むなど)、カロナールなどの解熱剤をすぐに内服するなどが原因かもしれません。いわゆる、感冒はほとんどがウイルス感染ですが、感染すると体が免疫反応して発熱をおこし、ウイルスを死滅させやすくしています。通常は急性期、亜急性期、回復期を経て1週間くらいで治ります。これがうまくできないと感染症が長引きます。

風邪症状の中にはほかの病気(副鼻腔炎、上咽頭炎、気管支炎、喘息、中耳炎、免疫機能低下する病気など)も隠れておりますので、長引いている方などは一度、当院(もちづき耳鼻咽喉科目白院)で精査(診察、採血、呼吸機能検査、ファイバースコープなど)を行ってみてください。

投稿者: もちづき耳鼻咽喉科

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